ネギまとFateのクロスオーバー小説を書いていこうと思ってます。
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窓の外は茜色。
ホームルーム終了と共に多くの生徒達が我先にと教室から飛び出していく。
ホームルーム終了と共に多くの生徒達が我先にと教室から飛び出していく。
「おーい、士郎さーん」
その流れに乗りネギと共に教室を後にしようとした士郎を、赤みがかった髪をアップで纏めた一人の少女が呼び止める。
「あ、えと──」
「朝倉か」
一瞬の迷いもなく少女の名前を口にする士郎にネギは目を丸くする。
「士郎さん、もう皆さんの名前を覚えたんですか?」
「いや、朝倉にはさっきの昼休みに取材を受けたんだ」
「取材?」
首を傾げるネギに、朝倉が待ってました、といわんばかりに説明を始める。
「そ、2-A 3番朝倉和美、麻帆良学園報道部突撃班! 昨日はネギ先生に色々聞かせてもらったから、今日は士郎さんに色々と聞かせてもらったって訳。そういう訳で、改めてよろしくね」
「あ、はい。よろしくお願いします」
捲くし立てるように話す朝倉の勢いに圧倒されるネギを放っておくわけにもいかず、士郎は話の軌道修正を図る。
「それで朝倉、俺に何か用か?」
「あ、えーとね」
すると、途端に朝倉は声のトーンを落とす。
「昼間、話の最中に士郎さんのお弁当食べさせてもらったじゃん? その話をしたら『私も食べてみたい!』って言い出してさ。それで士郎さんに行ってもいいか聞きにきたんだけど、いい?」
「……まあ、別にかまわないんだけど、」
話の間中ずっと気まずそうに頭をかく朝倉に不安を感じ、士郎は訊ねる。
「具体的に、何人来るんだ?」
「あはは……、あっち」
朝倉が指差す先に目を向けると、そこには三組の期待に輝いた目と、やれやれ、といった顔の明日菜、やけにぼーっとした様子の木乃香、それに本当にいいのかな、といった感じで成り行きを見守るポニーテールの少女。
士郎はそっとため息をつく。
「急にだし、さすがに無理かな」
さすがに悪いと思ったのか朝倉はそう呟くが、士郎は答えずもう一度確認するように視線を転じる。
そこにはやはり期待に目を輝かせる生徒たちの姿。
士郎はふう、と胸に溜まった息をはく。
「ネギ君、悪いんだけど少し名簿を貸してくれないかな」
「あ、はい。でも名簿なんて見てどうするんですか?」
「来る生徒の名前を確認しておこうと思ってね」
「え? それって、」
士郎は、見上げる朝倉に頷き、それから期待の目を向ける少女たちに向かって、
「ああ、大したものは用意出来ないけど、それでもいいなら来るといい」
「やったー!!」
歓声が上がり、背の高い少女が小さく頭を下げ、ポニーテールが小さく揺れる中、朝倉が驚きの色を含んだ声で訊ねる。
「本当にいいの?」
「ああ、9人分くらいならたまに作ってたからな」
「……士郎さんって大家族か何かだったの?」
「まあ、似たようなもんだ」
へぇー、と感心する朝倉だったが、ふと首を捻る。
「あれ、でも何で9人分なの?」
「このかちゃんに明日菜、明石に和泉に大河内に佐々木に、それに朝倉とネギ君と俺で9人分だけど、どこかおかしいか?」
「えー、ネギ君も来るのー!?」
担任の名前を耳早く聞きつけた明石らがその当人に飛び掛らんばかりの勢いで抱きつく。
しばらくそのままもみくちゃにされるが、
「し、士郎さん、僕も人数に入ってるんですか!?」
なんとか頭を出したネギに、士郎はもちろん、と頷く。
「ネギ君はこのかちゃんたちと同室だろ? そのこのかちゃんたちも来るんだから、ネギ君も呼ぶのが当然だと思ったんだけど」
「なんですって!?」
士郎の台詞が周りの耳に届いた瞬間、他の誰よりも先に雪広が大声をあげ明日菜に詰め寄る。
「ちょっとアスナさんどーゆーことですか!? ネギ先生と相部屋で同居中だなんで初耳ですわっ!」
「わ、私だって知らないわよ!学園長先生に言われて置いてるだけで、別に好きで置いてるわけじゃないんだから!」
「学園長先生が?」
2人のやりとりに士郎はいつでも仲裁に入れるように身構えるが、学園長という単語に訝しみながらも渋々矛を収める雪広に、士郎は胸を撫で下ろす。
しかしそれもつかの間、
「衛宮先生、私も今夜の夕食会にお邪魔してもよろしいですか!?」
勢いよく詰め寄る雪広の勢いに士郎は若干怯みつつ首肯する。
「あ、ああ、いいぞ」
「ありがとうございます」
「衛宮さーん」
ふふふ、と相好を崩す雪広の姿に士郎と朝倉が顔を見合わせていると、三度声がかか る。
振り向いた先には、メガネをかけた少女、早乙女と長い髪を独特な形でまとめた綾瀬、その二人にやや隠れるように宮崎。
士郎の脳裏に、早乙女の次の言葉がありありと浮かび。
「私たちも行ってもいいー?」
果たしてそれは現実となる。
「……ああ、来るといい」
「ありがと衛宮さん。──よかったね、のどか!」
「あ、あう……」
早乙女に祝福されるように背中を叩かれ、宮崎は頬を朱に染める。
雪広は口許を緩め、明日菜はやれやれ、と若干呆れ顔。
教壇付近でネギを中心に盛り上がるその光景に、士郎はいまだネギを抱きすくめる明石たちにほどほどにな、と言い、それから隣に向き直る。
「なあ朝倉」
「な、なに?」
「何か食べたいものあるか?」
朝倉は、文句の一つでも言われると思ったのか、引き攣らせていた顔を思案顔に変える。
「んー……、士郎さんに任せるよ」
「その答えが作るほうとしては一番困るんだけどな……。まあ、買い物しながら考えるか」
朝倉と同じように思案顔をしていた士郎に木乃香がひょっこりとやって来て声をかける。
「士郎さん買い物いくん?」
「そのつもりだけど、このかちゃんどうかしたの? さっきからなんかぼーっとしてるけど」
「んー、何か昼間っから頭ボーッとすんねん」
何かあったかなー、と木乃香はぽやーっとした表情で思い出そうとするが、思い当たる節がなかったのか、それより、と続ける。
「買い物行くならウチ手伝うえ。せや、どうせならお料理も手伝ってもええ?」
「いや、このかちゃん調子悪いみたいだし手伝ってもらわなくても」
「へーきへーき。それにウチ、士郎さんが料理するとこ見てみたいんよ」
若干ぼーっとしつつも、目の前ではんなりとした笑顔を浮かべる木乃香に、士郎は言いかけた言葉を飲み込み、折れる。
「了解。その代わり無理はしないこと」
「はーい。あ、ちょっとまってなー」
明日菜と、ようやく解放されたネギと話す木乃香に代わり、朝倉がさきほどまでとはうってかわって興味津々に士郎を見上げる。
「士郎さん、私も買い物一緒に行っていい?」
「かまわないけど、いきなりどうした?」
「いやー、士郎さん、やけにこのかと仲がいいみたいだし、そこらへんを詳しく聞かせてもらおうと思ってさ」
「別に面白い話じゃないぞ?」
「いいのいいの。ひょんなことからスクープにつながることだってあるんだから」
声を弾ませる朝倉に士郎がやれやれ、と呟いていると、ネギたちと話していた木乃香が戻ってくる。
「それじゃ、あんまり時間もないし、行こうか」
「はーい」
また後でー、と手を振り教室から出て行く生徒達に手を振り返しつつ、士郎たちも買い物へ向かうため教室を後にした。
「こんばんはーっ!」
ピンポーンという呼び鈴にドアの開く音、それと複数の声色と共に現れたのは、明石、和泉、大河内、佐々木の4人組。
「いらっしゃい。上がってくれ」
「お邪魔します」
「あ、皆さん、こんばんは」
奥から届く士郎の声に促され4人が部屋へ上がると、そちらへ向かって明日菜、雪広と共にテーブルを囲んでいたネギが挨拶をし、佐々木が手を振る。
「ネギ君こんばんはー」
一方他の3人はキョロキョロと部屋のあちこちへと視線を移す。
「そんなに物珍しいか?」
その様子に、台所からお盆を片手にやってきた士郎が訊ねる。
「んー、物珍しいっていうのもあるけど」
明石はもう一度部屋の中を見回して一言。
「何か物が無くない?」
「あ、やっぱそう思う?」
台所にいた朝倉がそう言い、同調するように一緒に部屋を見回していた和泉と大河内だけでなく、テーブルを囲む明日菜と雪広、そしてネギも控えめに頷く。
「昔、どっかでそれと似たようなことを言われたよ」
士郎は苦笑しつつ、テーブルの上に3つの茶碗をならべる。
「まあ、面白くもない部屋だけど寛いでてくれ」
「ありがとうございます」
大河内の返事を受け士郎が立ち上がると、再びピンポーンとチャイムが鳴り、同時にドアが開き、
「衛宮先生こんばんはーっ!」
飛び込むかのような勢いの早乙女を先頭に、綾瀬、宮崎がそれぞれ教科書を手にやってきた。
「いらっしゃい。適当に座っててくれ」
「お邪魔するです」
ネギと宮崎が頭を下げ合うのを視野に入れつつ、士郎は台所へと引き返しお茶を準備する。
「あれ、宮崎さん、それ教科書ですか?」
「あ、あの……」
「ネギ先生、今日の授業のところで質問があるんですけど、いいですか?」
俯き、口ごもる宮崎に代わってさきほどの明石たちのように部屋を見回していた早乙女が口を開く。
「あ、はいはい、いいですよー。それでどこですか?」
「は、はい……、あのー、86Pなんですが」
「あら、そこでしたら私もお手伝いしますわ」
「ねね、こうなったらやっちゃう?」
「そうだねー、ネギ君となら勉強も悪くないかなー」
身を乗り出して教科書を囲む雪広たちに触発されてか、明石が左右に目配せをし、それに佐々木が頷きを返す。
「おーし、それじゃネギ君と勉強会いってみよー!!」
「おーー!!」
掛け声と共に高々と掲げられる握りこぶしを、士郎は台所から手は止めずに眺める。
「……元気だな」
「うちのクラスはノーテンキなのが多いからね。あ、お茶くらい私が持ってくよ」
朝倉は士郎の返事を待たずにお盆を手に持ち居間へと歩いていく。
「士郎さん、お野菜切り終わったえ~」
「ん、それじゃ次はこれをお願いしていいかな?」
「は~い♪」
木乃香は士郎から受け取ったそれをまな板に載せると、トントントン、とリズムよく包丁を操る。
「へえ、このかちゃん料理上手だな」
「えー、そんなことあらへんよ。士郎さんのほうがずっと上手やん」
「それは年季の違いということで」
その言葉を裏付けるように、士郎は大きな中華鍋を苦もなく、休みなく慣れた手付きで動かし続ける。
「はー、すごいなー」
「そうだねー、これは中々見ごたえあるわ」
感嘆のため息をもらす木乃香の横では、居間から戻ってきた朝倉がパシャッ、とカメラのシャッターを切る。
「なあ朝倉、料理をしてる写真を撮って面白いのか?」
「面白いっていうよりは珍しいって感じかな。……それにしても、」
朝倉はカメラを下ろすと、鍋を振るう士郎の頭の先から足元までじっくり吟味するように視線を送ってから一言。
「エプロン姿に違和感がないね」
「……何とも言えない感想だな」
「んー、でもエプロンの似合う男の人ってのもええと思うよ? はい士郎さん、これも切り終わったえ」
「ん、ありがと」
複雑な顔をしつつ、木乃香から細切りした野菜を受け取り、中華鍋へと投入し、強火で炒めていく。
そして火が通ったところで鍋を火から上げる。
「えーっと皿は、」
「お皿ならもう用意してあるよ」
木乃香は士郎の言葉より先に棚から大皿を用意していた。
「ありがと」
料理が大皿に盛られるを見て、木乃香が問いかける。
「士郎さん、味見してみてもええ?」
「ああ、いま頼もうと思ってたところ。こっちからお願いするよ」
士郎は大皿に盛り付ける前に菜箸で一掴み分を小皿に取り分け、木乃香に渡す。
「いただきまーす。……うん、すごくおいふぃいよ」
小皿に載ったそれを味わうようにゆっくりと食べていた木乃香は、飲み込むより先に感想を口にする。
「おし。それじゃ冷めないうちにこっちも仕上げちゃおう」
「了解~」
中華鍋の料理を大皿に盛り付けおわった士郎は、最後の一品を手がけるべく再び料理を再開し、木乃香も楽しそうに加わる。
テキパキと料理を作っていく2人に、朝倉は感心したように呟く。
「いやー、いいコンビだわ」
「お待たせ」
「わあー!」
「すごーい!」
目の前に並べられた数々の料理に、少女たちは驚きに目を見開く。
「これ、全部士郎さんが作ったんですか!?」
「まあこのかちゃんにも手伝ってもらったけどな。はい、これで最後」
「おお~~~~!!」
青椒牛肉、回鍋肉などが所狭しと並ぶテーブルに新たな色合いが加わり、一際大きな声が部屋の空気を震わせる。
「さ、冷めないうちに食べようか。朝倉もいいか?」
「ん、もうちょいまって……、オッケー」
ファインダー越しに料理を覗いていた朝倉がカメラを下ろすを見届けてから、士郎は 手を合わせる。
「それじゃ、いただきます」
「いただきまーす!」
それを合図に、待ちかねたといわんばかりに次々に大皿に箸が伸びていく。
士郎と木乃香が見守る中、もぐもぐという音が微かに響くが、
「何コレ、美味しいー!」
「お、美味しいですー」
それもすぐさま明るいものに取って代わられ、2人は顔を見合わせ微笑む。
「それはよかった。見ての通りたくさんあるから、遠慮しないで食べてくれ」
士郎の言葉に少女たちは箸の速度を上げることで返事をする。
「やっぱ士郎、料理上手ね」
料理に舌鼓を打ちながら感心した調子で呟く明日菜に、早乙女が顎に手を置きつつ頷く。
「ホントホント。もしかしてどっかのレストランで働いてたとか?」
「いや、そんなことないぞ」
「でもこれはちょっと普通じゃないよね」
「ホンマホンマ。お店の料理より美味しいわー」
和泉がもらした感想に同意するようにテーブルを囲むメンバーがうんうん、と首肯する中、木乃香が後を引き継ぐ。
「今日は中華やし、この前は和食やったし、士郎さんホンマすごいなー」
「あら、衛宮先生は和食もお出来になるのですか?」
「出来るというか、和食のほうが得意だな」
何でもないことのように士郎は言う。
しかし、
「ええーっ!?」
「嘘ぉ!?」
「こんなにおいしいのに!?」
目の前の、どこぞのレストランより美味しいであろうそれより得意な料理がある、という事実にあちこちから驚きの声が上がる。
「ああ、近くに中華に関しては俺より上手いやつがいてな、……って、どうした?」
思い出すように言葉を紡ぐ士郎だったが、少女たちが箸を止め、お互い視線を交し合い、肘でつつきあっているのに気付く。
しばらく無言でそれが続くが、程なく何らかの結論が出たのか、
「衛宮さん!」
明石が顔を上げる。
その勢いに、士郎は思わず気圧される。
「な、なんだ?」
「また今度、晩ご飯食べに来てもいい!?」
「………は?」
間の抜けた声を上げる士郎に構わず続ける。
「だって、こんなに美味しいのにそれより和食のほうが得意なんて聞いたら食べたくなっちゃうもん。ね?」
うんうん、と一同頷く。
「だから、また来てもいい?」
しばらく呆気に取られていた士郎だったが、状況が飲み込めていくにつれこみあげる笑いを堪えつつ、期待に目を輝かせる少女達に伝える。
「ああ、いつでも来るといい」
夕食も終わり、士郎は台所にいた。
カチャカチャ、と手早く後片付けをしながら、同じく手を動かす木乃香と朝倉に声をかける。
「2人とも、手伝ってくれなくてもいいぞ?」
「ええのええの、いつものことやし」
「そうそう。お礼ってことで少しは手伝うよ」
居間から届く満足感を含んだ姦しい響きをBGMに、若干手狭な台所で3人は洗い物を片付けていく。
「それより、また来てもいいって言ってたけど、本当によかったの?」
「教室でも同じこと言ってたな」
士郎は水道の蛇口を閉める。
「いいんだ。1人で食べても味気ないからな。だから遠慮しないで好きな時に来てくれていい。……まあ、あらかじめ言ってもらえると助かるけどな」
「はは、みんなに伝えておくよ」
「そうしてもらえると助かる」
「なーなー士郎さん」
「ん?」
皿を仕舞っていた士郎だったが、名前を呼ばれ振り返る先には木乃香。
「これから士郎さんとこ来たら、ウチお手伝いしてええ?」
「手伝いって、料理の?」
「うん。士郎さんと料理すんの楽しいし、色んなお料理教えてほしいし」
アカン?、と見上げる木乃香の、今日何度目になるかわからない期待に満ちた目に対して士郎は断る術を持たず。
「わかった。それじゃ、今度また一緒にやろうか」
「ホンマ? えへへっ」
士郎の返事に木乃香は喜色を湛え、皿を戸棚へと仕舞う。
それと入れ違いに台所の方へと向き直った士郎の目に、なにやらふんふんと頷く朝倉の姿が飛び込んできた。
「どうかしたか?」
「いやー、今日一日で士郎さんのイメージがずいぶん変わったなー、と思ってさ」
「そうか?」
「そうそう。最初はちょっと怖いかなーと思ってたけど、料理は上手いし、意外と面白いし」
「面白い、ね」
身も蓋もない感想に何とも言えない口調になる士郎。
だが、その反応こそ面白い、と言わんばかりに破顔する朝倉と、
「せやねー、士郎さんといると楽しいよ」
無邪気に賛同する木乃香に小さくため息をつく。
「まあまあ、悪い意味じゃないからさ。あ、そうだ、私もこれからちょくちょくお邪魔させてもらうね。士郎さんの周りって色々と面白そうなことありそうだし」
「……その根拠は?」
朝倉はニヤリ、と唇を吊り上げて笑う。
「んー、記者の勘?」
賑やかな部屋の中、士郎の大きなため息と、木乃香と朝倉の含み笑いが微かに響いた。
その流れに乗りネギと共に教室を後にしようとした士郎を、赤みがかった髪をアップで纏めた一人の少女が呼び止める。
「あ、えと──」
「朝倉か」
一瞬の迷いもなく少女の名前を口にする士郎にネギは目を丸くする。
「士郎さん、もう皆さんの名前を覚えたんですか?」
「いや、朝倉にはさっきの昼休みに取材を受けたんだ」
「取材?」
首を傾げるネギに、朝倉が待ってました、といわんばかりに説明を始める。
「そ、2-A 3番朝倉和美、麻帆良学園報道部突撃班! 昨日はネギ先生に色々聞かせてもらったから、今日は士郎さんに色々と聞かせてもらったって訳。そういう訳で、改めてよろしくね」
「あ、はい。よろしくお願いします」
捲くし立てるように話す朝倉の勢いに圧倒されるネギを放っておくわけにもいかず、士郎は話の軌道修正を図る。
「それで朝倉、俺に何か用か?」
「あ、えーとね」
すると、途端に朝倉は声のトーンを落とす。
「昼間、話の最中に士郎さんのお弁当食べさせてもらったじゃん? その話をしたら『私も食べてみたい!』って言い出してさ。それで士郎さんに行ってもいいか聞きにきたんだけど、いい?」
「……まあ、別にかまわないんだけど、」
話の間中ずっと気まずそうに頭をかく朝倉に不安を感じ、士郎は訊ねる。
「具体的に、何人来るんだ?」
「あはは……、あっち」
朝倉が指差す先に目を向けると、そこには三組の期待に輝いた目と、やれやれ、といった顔の明日菜、やけにぼーっとした様子の木乃香、それに本当にいいのかな、といった感じで成り行きを見守るポニーテールの少女。
士郎はそっとため息をつく。
「急にだし、さすがに無理かな」
さすがに悪いと思ったのか朝倉はそう呟くが、士郎は答えずもう一度確認するように視線を転じる。
そこにはやはり期待に目を輝かせる生徒たちの姿。
士郎はふう、と胸に溜まった息をはく。
「ネギ君、悪いんだけど少し名簿を貸してくれないかな」
「あ、はい。でも名簿なんて見てどうするんですか?」
「来る生徒の名前を確認しておこうと思ってね」
「え? それって、」
士郎は、見上げる朝倉に頷き、それから期待の目を向ける少女たちに向かって、
「ああ、大したものは用意出来ないけど、それでもいいなら来るといい」
「やったー!!」
歓声が上がり、背の高い少女が小さく頭を下げ、ポニーテールが小さく揺れる中、朝倉が驚きの色を含んだ声で訊ねる。
「本当にいいの?」
「ああ、9人分くらいならたまに作ってたからな」
「……士郎さんって大家族か何かだったの?」
「まあ、似たようなもんだ」
へぇー、と感心する朝倉だったが、ふと首を捻る。
「あれ、でも何で9人分なの?」
「このかちゃんに明日菜、明石に和泉に大河内に佐々木に、それに朝倉とネギ君と俺で9人分だけど、どこかおかしいか?」
「えー、ネギ君も来るのー!?」
担任の名前を耳早く聞きつけた明石らがその当人に飛び掛らんばかりの勢いで抱きつく。
しばらくそのままもみくちゃにされるが、
「し、士郎さん、僕も人数に入ってるんですか!?」
なんとか頭を出したネギに、士郎はもちろん、と頷く。
「ネギ君はこのかちゃんたちと同室だろ? そのこのかちゃんたちも来るんだから、ネギ君も呼ぶのが当然だと思ったんだけど」
「なんですって!?」
士郎の台詞が周りの耳に届いた瞬間、他の誰よりも先に雪広が大声をあげ明日菜に詰め寄る。
「ちょっとアスナさんどーゆーことですか!? ネギ先生と相部屋で同居中だなんで初耳ですわっ!」
「わ、私だって知らないわよ!学園長先生に言われて置いてるだけで、別に好きで置いてるわけじゃないんだから!」
「学園長先生が?」
2人のやりとりに士郎はいつでも仲裁に入れるように身構えるが、学園長という単語に訝しみながらも渋々矛を収める雪広に、士郎は胸を撫で下ろす。
しかしそれもつかの間、
「衛宮先生、私も今夜の夕食会にお邪魔してもよろしいですか!?」
勢いよく詰め寄る雪広の勢いに士郎は若干怯みつつ首肯する。
「あ、ああ、いいぞ」
「ありがとうございます」
「衛宮さーん」
ふふふ、と相好を崩す雪広の姿に士郎と朝倉が顔を見合わせていると、三度声がかか る。
振り向いた先には、メガネをかけた少女、早乙女と長い髪を独特な形でまとめた綾瀬、その二人にやや隠れるように宮崎。
士郎の脳裏に、早乙女の次の言葉がありありと浮かび。
「私たちも行ってもいいー?」
果たしてそれは現実となる。
「……ああ、来るといい」
「ありがと衛宮さん。──よかったね、のどか!」
「あ、あう……」
早乙女に祝福されるように背中を叩かれ、宮崎は頬を朱に染める。
雪広は口許を緩め、明日菜はやれやれ、と若干呆れ顔。
教壇付近でネギを中心に盛り上がるその光景に、士郎はいまだネギを抱きすくめる明石たちにほどほどにな、と言い、それから隣に向き直る。
「なあ朝倉」
「な、なに?」
「何か食べたいものあるか?」
朝倉は、文句の一つでも言われると思ったのか、引き攣らせていた顔を思案顔に変える。
「んー……、士郎さんに任せるよ」
「その答えが作るほうとしては一番困るんだけどな……。まあ、買い物しながら考えるか」
朝倉と同じように思案顔をしていた士郎に木乃香がひょっこりとやって来て声をかける。
「士郎さん買い物いくん?」
「そのつもりだけど、このかちゃんどうかしたの? さっきからなんかぼーっとしてるけど」
「んー、何か昼間っから頭ボーッとすんねん」
何かあったかなー、と木乃香はぽやーっとした表情で思い出そうとするが、思い当たる節がなかったのか、それより、と続ける。
「買い物行くならウチ手伝うえ。せや、どうせならお料理も手伝ってもええ?」
「いや、このかちゃん調子悪いみたいだし手伝ってもらわなくても」
「へーきへーき。それにウチ、士郎さんが料理するとこ見てみたいんよ」
若干ぼーっとしつつも、目の前ではんなりとした笑顔を浮かべる木乃香に、士郎は言いかけた言葉を飲み込み、折れる。
「了解。その代わり無理はしないこと」
「はーい。あ、ちょっとまってなー」
明日菜と、ようやく解放されたネギと話す木乃香に代わり、朝倉がさきほどまでとはうってかわって興味津々に士郎を見上げる。
「士郎さん、私も買い物一緒に行っていい?」
「かまわないけど、いきなりどうした?」
「いやー、士郎さん、やけにこのかと仲がいいみたいだし、そこらへんを詳しく聞かせてもらおうと思ってさ」
「別に面白い話じゃないぞ?」
「いいのいいの。ひょんなことからスクープにつながることだってあるんだから」
声を弾ませる朝倉に士郎がやれやれ、と呟いていると、ネギたちと話していた木乃香が戻ってくる。
「それじゃ、あんまり時間もないし、行こうか」
「はーい」
また後でー、と手を振り教室から出て行く生徒達に手を振り返しつつ、士郎たちも買い物へ向かうため教室を後にした。
「こんばんはーっ!」
ピンポーンという呼び鈴にドアの開く音、それと複数の声色と共に現れたのは、明石、和泉、大河内、佐々木の4人組。
「いらっしゃい。上がってくれ」
「お邪魔します」
「あ、皆さん、こんばんは」
奥から届く士郎の声に促され4人が部屋へ上がると、そちらへ向かって明日菜、雪広と共にテーブルを囲んでいたネギが挨拶をし、佐々木が手を振る。
「ネギ君こんばんはー」
一方他の3人はキョロキョロと部屋のあちこちへと視線を移す。
「そんなに物珍しいか?」
その様子に、台所からお盆を片手にやってきた士郎が訊ねる。
「んー、物珍しいっていうのもあるけど」
明石はもう一度部屋の中を見回して一言。
「何か物が無くない?」
「あ、やっぱそう思う?」
台所にいた朝倉がそう言い、同調するように一緒に部屋を見回していた和泉と大河内だけでなく、テーブルを囲む明日菜と雪広、そしてネギも控えめに頷く。
「昔、どっかでそれと似たようなことを言われたよ」
士郎は苦笑しつつ、テーブルの上に3つの茶碗をならべる。
「まあ、面白くもない部屋だけど寛いでてくれ」
「ありがとうございます」
大河内の返事を受け士郎が立ち上がると、再びピンポーンとチャイムが鳴り、同時にドアが開き、
「衛宮先生こんばんはーっ!」
飛び込むかのような勢いの早乙女を先頭に、綾瀬、宮崎がそれぞれ教科書を手にやってきた。
「いらっしゃい。適当に座っててくれ」
「お邪魔するです」
ネギと宮崎が頭を下げ合うのを視野に入れつつ、士郎は台所へと引き返しお茶を準備する。
「あれ、宮崎さん、それ教科書ですか?」
「あ、あの……」
「ネギ先生、今日の授業のところで質問があるんですけど、いいですか?」
俯き、口ごもる宮崎に代わってさきほどの明石たちのように部屋を見回していた早乙女が口を開く。
「あ、はいはい、いいですよー。それでどこですか?」
「は、はい……、あのー、86Pなんですが」
「あら、そこでしたら私もお手伝いしますわ」
「ねね、こうなったらやっちゃう?」
「そうだねー、ネギ君となら勉強も悪くないかなー」
身を乗り出して教科書を囲む雪広たちに触発されてか、明石が左右に目配せをし、それに佐々木が頷きを返す。
「おーし、それじゃネギ君と勉強会いってみよー!!」
「おーー!!」
掛け声と共に高々と掲げられる握りこぶしを、士郎は台所から手は止めずに眺める。
「……元気だな」
「うちのクラスはノーテンキなのが多いからね。あ、お茶くらい私が持ってくよ」
朝倉は士郎の返事を待たずにお盆を手に持ち居間へと歩いていく。
「士郎さん、お野菜切り終わったえ~」
「ん、それじゃ次はこれをお願いしていいかな?」
「は~い♪」
木乃香は士郎から受け取ったそれをまな板に載せると、トントントン、とリズムよく包丁を操る。
「へえ、このかちゃん料理上手だな」
「えー、そんなことあらへんよ。士郎さんのほうがずっと上手やん」
「それは年季の違いということで」
その言葉を裏付けるように、士郎は大きな中華鍋を苦もなく、休みなく慣れた手付きで動かし続ける。
「はー、すごいなー」
「そうだねー、これは中々見ごたえあるわ」
感嘆のため息をもらす木乃香の横では、居間から戻ってきた朝倉がパシャッ、とカメラのシャッターを切る。
「なあ朝倉、料理をしてる写真を撮って面白いのか?」
「面白いっていうよりは珍しいって感じかな。……それにしても、」
朝倉はカメラを下ろすと、鍋を振るう士郎の頭の先から足元までじっくり吟味するように視線を送ってから一言。
「エプロン姿に違和感がないね」
「……何とも言えない感想だな」
「んー、でもエプロンの似合う男の人ってのもええと思うよ? はい士郎さん、これも切り終わったえ」
「ん、ありがと」
複雑な顔をしつつ、木乃香から細切りした野菜を受け取り、中華鍋へと投入し、強火で炒めていく。
そして火が通ったところで鍋を火から上げる。
「えーっと皿は、」
「お皿ならもう用意してあるよ」
木乃香は士郎の言葉より先に棚から大皿を用意していた。
「ありがと」
料理が大皿に盛られるを見て、木乃香が問いかける。
「士郎さん、味見してみてもええ?」
「ああ、いま頼もうと思ってたところ。こっちからお願いするよ」
士郎は大皿に盛り付ける前に菜箸で一掴み分を小皿に取り分け、木乃香に渡す。
「いただきまーす。……うん、すごくおいふぃいよ」
小皿に載ったそれを味わうようにゆっくりと食べていた木乃香は、飲み込むより先に感想を口にする。
「おし。それじゃ冷めないうちにこっちも仕上げちゃおう」
「了解~」
中華鍋の料理を大皿に盛り付けおわった士郎は、最後の一品を手がけるべく再び料理を再開し、木乃香も楽しそうに加わる。
テキパキと料理を作っていく2人に、朝倉は感心したように呟く。
「いやー、いいコンビだわ」
「お待たせ」
「わあー!」
「すごーい!」
目の前に並べられた数々の料理に、少女たちは驚きに目を見開く。
「これ、全部士郎さんが作ったんですか!?」
「まあこのかちゃんにも手伝ってもらったけどな。はい、これで最後」
「おお~~~~!!」
青椒牛肉、回鍋肉などが所狭しと並ぶテーブルに新たな色合いが加わり、一際大きな声が部屋の空気を震わせる。
「さ、冷めないうちに食べようか。朝倉もいいか?」
「ん、もうちょいまって……、オッケー」
ファインダー越しに料理を覗いていた朝倉がカメラを下ろすを見届けてから、士郎は 手を合わせる。
「それじゃ、いただきます」
「いただきまーす!」
それを合図に、待ちかねたといわんばかりに次々に大皿に箸が伸びていく。
士郎と木乃香が見守る中、もぐもぐという音が微かに響くが、
「何コレ、美味しいー!」
「お、美味しいですー」
それもすぐさま明るいものに取って代わられ、2人は顔を見合わせ微笑む。
「それはよかった。見ての通りたくさんあるから、遠慮しないで食べてくれ」
士郎の言葉に少女たちは箸の速度を上げることで返事をする。
「やっぱ士郎、料理上手ね」
料理に舌鼓を打ちながら感心した調子で呟く明日菜に、早乙女が顎に手を置きつつ頷く。
「ホントホント。もしかしてどっかのレストランで働いてたとか?」
「いや、そんなことないぞ」
「でもこれはちょっと普通じゃないよね」
「ホンマホンマ。お店の料理より美味しいわー」
和泉がもらした感想に同意するようにテーブルを囲むメンバーがうんうん、と首肯する中、木乃香が後を引き継ぐ。
「今日は中華やし、この前は和食やったし、士郎さんホンマすごいなー」
「あら、衛宮先生は和食もお出来になるのですか?」
「出来るというか、和食のほうが得意だな」
何でもないことのように士郎は言う。
しかし、
「ええーっ!?」
「嘘ぉ!?」
「こんなにおいしいのに!?」
目の前の、どこぞのレストランより美味しいであろうそれより得意な料理がある、という事実にあちこちから驚きの声が上がる。
「ああ、近くに中華に関しては俺より上手いやつがいてな、……って、どうした?」
思い出すように言葉を紡ぐ士郎だったが、少女たちが箸を止め、お互い視線を交し合い、肘でつつきあっているのに気付く。
しばらく無言でそれが続くが、程なく何らかの結論が出たのか、
「衛宮さん!」
明石が顔を上げる。
その勢いに、士郎は思わず気圧される。
「な、なんだ?」
「また今度、晩ご飯食べに来てもいい!?」
「………は?」
間の抜けた声を上げる士郎に構わず続ける。
「だって、こんなに美味しいのにそれより和食のほうが得意なんて聞いたら食べたくなっちゃうもん。ね?」
うんうん、と一同頷く。
「だから、また来てもいい?」
しばらく呆気に取られていた士郎だったが、状況が飲み込めていくにつれこみあげる笑いを堪えつつ、期待に目を輝かせる少女達に伝える。
「ああ、いつでも来るといい」
夕食も終わり、士郎は台所にいた。
カチャカチャ、と手早く後片付けをしながら、同じく手を動かす木乃香と朝倉に声をかける。
「2人とも、手伝ってくれなくてもいいぞ?」
「ええのええの、いつものことやし」
「そうそう。お礼ってことで少しは手伝うよ」
居間から届く満足感を含んだ姦しい響きをBGMに、若干手狭な台所で3人は洗い物を片付けていく。
「それより、また来てもいいって言ってたけど、本当によかったの?」
「教室でも同じこと言ってたな」
士郎は水道の蛇口を閉める。
「いいんだ。1人で食べても味気ないからな。だから遠慮しないで好きな時に来てくれていい。……まあ、あらかじめ言ってもらえると助かるけどな」
「はは、みんなに伝えておくよ」
「そうしてもらえると助かる」
「なーなー士郎さん」
「ん?」
皿を仕舞っていた士郎だったが、名前を呼ばれ振り返る先には木乃香。
「これから士郎さんとこ来たら、ウチお手伝いしてええ?」
「手伝いって、料理の?」
「うん。士郎さんと料理すんの楽しいし、色んなお料理教えてほしいし」
アカン?、と見上げる木乃香の、今日何度目になるかわからない期待に満ちた目に対して士郎は断る術を持たず。
「わかった。それじゃ、今度また一緒にやろうか」
「ホンマ? えへへっ」
士郎の返事に木乃香は喜色を湛え、皿を戸棚へと仕舞う。
それと入れ違いに台所の方へと向き直った士郎の目に、なにやらふんふんと頷く朝倉の姿が飛び込んできた。
「どうかしたか?」
「いやー、今日一日で士郎さんのイメージがずいぶん変わったなー、と思ってさ」
「そうか?」
「そうそう。最初はちょっと怖いかなーと思ってたけど、料理は上手いし、意外と面白いし」
「面白い、ね」
身も蓋もない感想に何とも言えない口調になる士郎。
だが、その反応こそ面白い、と言わんばかりに破顔する朝倉と、
「せやねー、士郎さんといると楽しいよ」
無邪気に賛同する木乃香に小さくため息をつく。
「まあまあ、悪い意味じゃないからさ。あ、そうだ、私もこれからちょくちょくお邪魔させてもらうね。士郎さんの周りって色々と面白そうなことありそうだし」
「……その根拠は?」
朝倉はニヤリ、と唇を吊り上げて笑う。
「んー、記者の勘?」
賑やかな部屋の中、士郎の大きなため息と、木乃香と朝倉の含み笑いが微かに響いた。
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無題
朝倉・フラグが立ち運動部四人組(-1アキラは微妙に扱いが違う感じがしました)には餌付けフラグが立つとは・・・・・・前回も言ったような気がしますが士郎・・・・・・・・・・・恐ろしい子w
そして料理の方はさすがエミヤ。
あの虎から始まり最終的には蝶個性的な女性陣の中で培った腕は伊達じゃない!!
でも、エミヤんの料理となると大体和食か中華ですけど・・・・・・・・・・・・・・・師匠よりも洋食がうまい黒くなる子の事もたまには思い出してあげてくださいw
そして料理の方はさすがエミヤ。
あの虎から始まり最終的には蝶個性的な女性陣の中で培った腕は伊達じゃない!!
でも、エミヤんの料理となると大体和食か中華ですけど・・・・・・・・・・・・・・・師匠よりも洋食がうまい黒くなる子の事もたまには思い出してあげてくださいw
無題
更新お疲れさまでした。
読みやすい文章、一話ずつの長さ、良いですね。士郎を語る上で料理は必須、おもしろい話だったと思います。
これからの士郎部屋の食事風景、いろんな人が来る気がして楽しみですね。
ではお体に気をつけがんばってください。
読みやすい文章、一話ずつの長さ、良いですね。士郎を語る上で料理は必須、おもしろい話だったと思います。
これからの士郎部屋の食事風景、いろんな人が来る気がして楽しみですね。
ではお体に気をつけがんばってください。
わーい、久しぶりだー
いやぁ、作者様は相変わらず上手ですね。文の長さもちょうどいいですし、各キャラの特徴もうまくつかめていて今回も面白かったです。
次は図書館探検ぐらいですかね?どうなるか分かりませんが楽しみにしています。
次は図書館探検ぐらいですかね?どうなるか分かりませんが楽しみにしています。
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